SDG10探究Cafe-人種偏見のメカニズム-
SDG10探究Cafe – 人種偏見のメカニズム –
北九州市立ユースステーションは、北九州市の持続可能な未来づくりの主役である中高生の探究と実践を応援しています。
年に数回、SDGs17のゴールひとつひとつについて、その分野の専門家の方を講師にお招きし、起きている問題や原因についてレクチャーを受けます。その上で、講師も含めた参加者同士で対話しながら、問題に対しての解決策や自分たちが出来るアクションプランを考えていきます。
第2回目は差別や偏見について深く探究します。ぜひご参加ください。
希望者には推薦入試の書類選考時に役立つ講座受講証明書を発行しています。
<テーマ>
SDG10探究Cafe – 人種偏見のメカニズム –
<内 容>
①講師紹介、挨拶
②導入「人種ってなんだろう?偏見ってなんだろう?など」
③グループワークⅠ「私たちが持っている偏見、それはどこから来るのか?」
④発表&フィードバック
⑤レクチャーA「第二次世界大戦時代の日本人に対する偏見 / 日本人に関するプロパガンダ」
講師:福井名誉教授
⑥レクチャーB「海外のコマーシャルに現れる日本人像 / 日本のコマーシャルに現れる外国人象
自分たちと違う人たちをどう扱うか:Melting Pot vs. Salad Bowl
(アメリカとイギリスの移民政策の違い)」 講師:菊地教授
⑦Think and Write
「偏見の元ってなんだろう?どうしたらその元を断つことができるんだろう?」
⑧レクチャーC「偏見の元を断つ」
講師:菊地教授
⑨レクチャーD「ルース・ベネディクトの視点」
講師:福井名誉教授
<ワークショップ概要>
日 程:令和3年8月22日(日)16時~18時
場 所:オンライン会議システム「Google Meet」
※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、8月10日から8月31日まで臨時休館するため、オンラインのみの開催に変更します。
定 員:100名
対 象:中学生・高校生
参加費:無料
申し込み方法:下記のURLからお申し込みください。
参加申し込みフォーム
https://forms.gle/eA7pR5r6FcW1r9fK7
または、「info@kitaq-youth.com」に、お名前、電話番号、所属高校、学年、メールアドレス、ユースステーション利用者であれば個人登録番号、ワークショップに期待することをお送りください。
<講師>
関西大学外国語学部 名誉教授 福井 七子氏
主な著書・訳書
マーガレット・M・カフリー著『さまよえる人
ルース・ベネディクト』関西大学出版部、1993年
ルース・ベネディクト著『日本人の行動パターン』 NHK出版、
1997年 ジェフリー・ゴーラー著『日本人の性格構造と プロパガンダ』ミネルヴァ書房、
2011年 研究テーマ:第二次世界大戦における連合国による日本人研究を一貫して行っている。殊に異文化理解がいかになされたのか、資料を収集し、それを読み解くという地道な作業を研究の基礎としている。
関西大学 外国語学部 教授 菊地 敦子氏
3歳の時からアメリカ、ドイツ、ニュージーランドと海外で30年あまり生活してきた。アメリカの中学、高校を卒業した後、上智大学へ進み、外国語学部英語学科を卒業。同大学院外国語学研究科言語学専攻修士課程からハワイ大学大学院言語学研究科に転学し、修士号を取得。その後ニュージーランドのオークランド大学大学院で博士号を取得。同大学のアジア言語文学部で13年間教鞭を取った。6年間の通訳・翻訳者としての経験も持つ。現在は関西大学外国語学部、同大学院の外国語教育学研究科で英語、言語学、通訳翻訳学の授業を担当している。学部のスタディ・アブロード委員長として協定校との交渉を担当し、学生の留学指導を10年間行ってきた。研究分野は言語学。特に翻訳通訳のプロセスで見えてくる英語と日本語のモノの捉え方の違いを認知言語学的アプローチで分析している。世界各地にいる友達を訪ねて旅行し、画廊や蚤の市を回るのが趣味。